私、auスマートパスを誤解していました。iPhone故障で知った意外なメリット、でも自分には今のところ不要です

先日知り合いのiPhone修理交換に付き添ったら、LINEのトーク履歴が引き継げない事態に遭遇したのですが・・・

↓↓iPhoneでLINEのトーク履歴の引き継ぎに一度失敗も何とか復活させた話↓↓

そのときに偶然知ったのですが、auスマートパスにはなんとiPhone故障修理代金の一部負担も入っているんです。

皆さん知っていましたか?

auスマートパスってTOHOシネマズで安く映画が観られる(毎週月曜日に1100円)、カフェで使えるクーポンがあるという理解しかなかったので、意外でした。

iPhone故障時に実は活躍するauスマートパス

iPhoneの修理といえば、まず思い浮かぶのはApple CareというApple公式のサポートですよね。通常、本体には製品保証が1年付いてきますが、Apple Careを購入すれば製品保証が2年間に延長されます。

今回本体交換を行った知り合いもApple Careに加入していました。

端末はiPhone 6で購入から2年以内だったので、当然Apple Careが適用されます。

といっても、(勘違いしやすいのですが)Apple Careにさえ入っていればどんな故障も無償で修理してくれるというわけではありませんので、修理代金がお得になるものと考えたほうがいいですし、故障内容によって修理代金も変わってきます。

iPhone 6の本体交換の場合は、Apple Careに入っていても7,800円がかかります。

2016年9月7日までにAppleCare+に加入されたお客さまは、ディスプレイ修理を3,400円、その他の破損、水濡れ修理を7,800円(税込)のサービス料で最大2回まで受けることができます。iPhone 4s/5,iPadは4,400円(税込)で最大2回までサービスを受けられます。 Apple Care +|au

では実際にどれくらい修理代金がかかってるものでしょうか。

Apple Careやauスマートパスの加入有無でお得度が変わってきますので、具体的に計算してみます。

①Apple Care加入のお得度

iPhone 6の場合、Apple Careが一括払い12,800円(月額でも初月150円、2〜24ヶ月目は550円で合計12,800円)かかります。

本体交換となると、12,800円+7,800円=20,600円となりますが、Apple Care未加入の場合のiPhone 6の本体交換代が32,400円なので、Apple Careに入っていると11,800円お得になる計算になります。

②Apple Care + auスマートパスのお得度

そして、ここが注目ですが、Apple Careだけでなく、auスマートパスにも入っている場合です。これが今回本体交換をした知り合いのパターンです。

auスマートパスというと、初月無料キャンペーン等で「後ですぐに解約できますから」とオプション契約させられて、解約忘れてずっと契約しっ放しという人もきっと少なくないと思います。

auスマートパスは400円/月、24ヵ月計算で9,600円かかりますが、これを契約していると先程の修理代金7,800円(iPhone 6の場合)をauが負担してくれるんですね。

Apple Careとauスマートパスに加入していた場合、iPhoneの修理時にどれくらいお得になるかというと・・・

Apple Careが12,800円、auスマートパスが9,600円と2年間で合計22,400円支払っている前提で、iPhoneを修理代金がiPhone 6の場合で7,800円かかりますが、この7,800円はauが負担してくれます。

Apple Careもauスマートパスも何も入っていない場合は32,400円かかるところが22,400円で済むため、10,000円お得になる計算です。

って、あれっ?さっきの①Apple Care単体よりもお得度が減ってない??と思った方、auスマートパスにはTOHOシネマズの割引等も入っていることも忘れないであげてくださいね。

条件はどうしても異なりますが、もう少し比較してみます。

例えば、Apple Care有りのiPhone故障の場合のお得度11,800円との差額は1,800円ですが、期間を2年間(24ヵ月)としたときに発生する金額なので、これを月額に換算すると75円です。

75円/月でTOHOシネマズの割引が入っている(その他にも色々入っています)とも考えられます。

そう考えると、結構お得に見えてきますよね。

③Apple Care未加入でauスマートパスにだけ入っている場合

Apple Care未加入の修理代金32,400円(iPhone 6本体交換)のうち、auスマートパス加入していればauが7,800円を負担してくれます。

auスマートパス利用料は2年間で合計9,600円なので、結局トータルでは34,200円負担していると考えることができます(¥32,400-¥7,800+¥9,600)。

この場合もTOHOシネマズの割引も入っていますが、こう見るとだいぶ高く見えますよね。

少し観点を変えて、Apple Care未加入の場合の本体交換が32,400円とトータルの負担金34,200円の差額に着目してみると、差額は1,800円。

1,800円という数字は先程もでてきた通り、①Apple Care単体と②Apple Care + auスマートパスのお得度の差額です。これはauスマートパスの“修理代金サポートを除いた”TOHOシネマズの割引等のサービス部分と捉えることもできますので(※iPhone故障修理を実施した前提で比較しているので)そう思うと、少し安く見えなくもありません。

auスマートパスの修理代金サポートの条件

以下に修理代金サポートが適用できる条件を重要と思える点を抜粋しておくと・・・

・新規契約(機種変更)時に同時申込が必要

・iPhone/iPad購入から2年間で2回まで

・持ち込みや中古は除く(auでiPhoneを購入した場合のみ)

・修理場所はApple StoreかApple正規プロバイダー(クイックガレージカメラのキタムラビックカメラ)に限られる(※auショップでは修理は受け付けていません)

という点に注意が必要ですが、この修理代金サポートは事前申込不要のため、auスマートパスに入っている方であれば対象となります。ただ、修理代金サポートを実際に受けるには利用者自身の申請が必要なので忘れないようにしたいところです。

流れとしては、故障修理後にauに所定の申請書に記入しauへ送れば後日補填されるというもので、故障修理時には一度、修理代金をプロバイダーへ支払う必要がありますので注意してください。

どのパターンがいいか(私の場合)

で、自分だったらどのパターンを選択するかというと・・・どれも選びません!w ここまでお得度を比較して言うのもあれですが。。

自分は元々、Apple Careもauスマートパスも入っていませんし、これからも入ることはなさそうです。

確かにiPhoneが修理となった場合にはそれなりにお得で、①②はスマホが壊れるのが不安な方はあったほうがいいと思います。

しかし、スマホが壊れたらそれをいい機会に新しいものに切り替えようとか思うタイプなので、Apple Careやauスマートパスの「もしものときの保険」はあまりメリットには映らないんですよね。auスマートパスの割引クーポンもあまりひかれない。

修理とならなくても①②は2年間で約10,000円〜20,000円の費用が発生し、それは掛け捨て型なので、それだったら何か起きたときに好きに買えばいいとか思ってしまいます。

iPhoneは1年おきに最新機種が投入されるので、どうせなら最新機種を買いたいところですが、最近のiPhoneは値段が高くなる一方なので、Androidでもいいかなと思っています。

格安SIMで維持費を抑えておけば新しい機種も買いやすい

そもそもauを使い続けるかというのも疑問です。最近は格安SIM(MVNO)も浸透しましたから、毎月の携帯代(維持費)を抑えることもできます。

この記事をご覧の方はiPhoneの修理代がお得になる方法を探されているはずですが、維持費を抑えておけば、自由になるお金を増やすことができます。

よく考えてみてください。起きるかどうかもわからない故障に備えて掛け捨て型の保険をかけておいても、全額負担でないこともある。そこまでして古い機種を使い続けるよりも、

それだったら、維持費を安く抑えておいてお金を貯めておけば、壊れたときに新しい機種も買いやすいです。

私自身もつい最近、auから格安SIM(LINEモバイル)に変更して、▲7,000円/月の節約に成功しています。

↓↓au一筋17年だった私がLINEモバイルを選んだ理由↓↓

auスマートパスを契約済だったら、もちろん修理代金サポートを使うべきですが、この機会に回線周りを見直して、格安SIMにするほうが確実に節約できます。

もしもの時に備えてバックアップを

故障はつきものです。もし故障して初期化が必要となることに備えて、定期的にバックアップはとっておきたいところです。

twitterやFacebook、InstagramなどのSNSアプリはデータがサービス側に残りますし、LINEもiPhoneはトーク履歴をiCloudへ簡単にバックアップがとれるようになっています。

しかし、写真や動画などのデータは容量を食うので、iCloudの標準容量5GBでは足らなくなるし、全てのデータをDropboxなどのクラウドサービスを使うのは辛いので、PCや外付HDDも組み合わせることをオススメします。

テレビ録画用のHDDとしてもよく出回っているバッファローの外付HDDです。持ち運びを考えると、ポータブルタイプが良いかもしれません。

このOneDriveをバックアップに活用するというのも一つの手ですね。

1年間で約12,000円です。

12,000円/年で1TBのオンラインストレージとWord、Excel、PowerPointが使えるのはありでしょう。