こちらの写真は以前(2014年3月)、Airbnb上の部屋数を大阪で絞り込んだときのスクリーンショットです。このスクショをTwitterでつぶやいていたことをふと思い出しまして引っ張り出して来ました。
これが最近はどうなんだろうと今回比較してみることにします。このAirbnbの部屋数スクショは2014年3月・7月のものですのであれから約2年が経過しています。つい先日、2015年1年間に日本を訪れた外国人観光客数が2000万人弱(1973万人)と過去最高記録となりました。
2年前の今頃はまだ「爆買い」なんて言葉はなかったと思いますが、この言葉に象徴されるようにこの2年間の外国人観光客数の増加を大阪在住の私もひしひしと肌で感じています。収容率が逼迫している宿泊施設事情は仕事仲間や友人によく聞きます。その宿泊施設を補完するものとしてAirbnbが注目を集め始めたこともあります。
断片的ではあるものの、2年前のデータがあるので、この2年間の部屋数の変化を見てみることにします。
Airbnbは大阪でも圧倒的に増えていた
2014年の部屋数
冒頭のスクショをもう一度貼ります。
上部に「大阪 112」と表示されています。これはiOSのAirbnbアプリを「大阪」を検索条件としたときの部屋数「112」ですが、注意点としてこれは大阪府の全ての部屋数の合計ではなくて、表示されている地図の範囲の部屋数となっています。
地図表示範囲で部屋数も分かるようになっていたんですね(この部屋数表示は2016年1月現在、なくなっています)。
少し地図の範囲を広げて見てみると、部屋数も変わります↓
部屋数は「236」に表示が変わりました。この方法でAirbnbの部屋数の変化を見ていきたいところですが・・・
2016年の部屋数
2016年現在、iOSのAirbnbアプリでは地図表示時の部屋数表示がなくなっていますので、今回はデスクトップ版で部屋数の計測をしてみました。地図もiOSアプリの場合は、iOS標準アプリ「マップ」でしたが、今回はGoogleマップになっていますので見えにくいかもしれませんが、そんなに誤差はないと思います。
さて、上記のスクショ<大阪③>は冒頭の<大阪①>とほぼ同じ地図範囲にしたときの部屋数です。部屋数は左上に記載があって、その数は「検索結果300+件 – 大阪」となっています。
この検索結果はご覧の通り300件が表示上限になっており、それ以上は「+」としか表示されません。具体的な部屋数は残念ながらわかりませんが、2014年時、同エリア内のAirbnbの部屋数は「112」でした。つまりは、この2年間でざっと3倍以上の部屋数増加があったことがわかります。
とりあえず大阪の都心部では3倍に増えているエリアがあることはわかりましたが、今度は違うアプローチをとってみます。300件以上は部屋数が表示されないのであれば、どこまで地図を拡大すれば(エリアを絞れば)300件以下になるかを計測してみました。大阪⑤では、本町の信濃橋を中心に肥後橋〜本町〜四ツ橋を包含する直径2kmくらいのエリアですが、このエリアだけでもまだ300件以上ありますす。
さらに拡大してみると「53件」という具体的な数字が出てきました。信濃橋(阿波座)周辺およそ直径1km圏内に絞るとやっと53件となり、ようやく300以下となりました。
やっぱり京都も増えていた
2014年の部屋数
今度は京都を見ていきます。まずは2014年のデータからですが、上記地図エリア内の部屋数は「273」となっています<京都①>。
2016年の部屋数
続いて、2016年のデータを見ていきます。2014年のデータ<京都①>のデータと同じ地図範囲に設定しています。この時点で「300件+」となり、300件を超えています。<京都①>では既に273件だったため、そこまで増えてないように見えます。先程と同様、部屋数が300件以下になるまで地図を拡大していきます。
が、なかなか300件以下になりません。<京都③>は<京都②>からかなり拡大して、祇園四条〜清水五条くらいまで拡大していますが、これでも300件以下になりません。
さらに拡大して、ほぼ清水五条界隈くらいまでになってやっと「130件」となりました<京都④>
さすが世界的な観光都市・京都です。京都は外国人が必ずと言っていい程訪れますしね。